都内の一等地にオフィス移転をする場合、その費用は数千万単位となります。もちろん賃料や保証料などのお金が相当必要になりますが、その費用の多くを占めるのが内装工事費や什器の購入費と言われています。また、原状回復工事の費用も相当かかり、オフィス移転の際にはこうした部分に注意することで移転に関するお金を減らすことができます。内装工事費の削減をするためには、居抜き物件を中心にリストアップし、その中から探すことをおすすめします。

居抜き物件は大規模な工事を必要としないため、そのまま使おうと思えば使うことができます。どうしても工事を要することになっても、それまでに資金をためておけばいい話です。什器の購入費に関しても、オフィス移転前の什器を出来る限り使い続ける形をとればある程度圧縮することができます。もし前より広い所に移転したとしても、大部分は以前使っていた什器を使い、どうしても足りない部分だけ買い足すというのでもいいでしょう。

何より原状回復工事費用は、保証金の返還を巡る交渉次第でいくらでも圧縮することができます。家の引っ越しでも、敷金の中から部屋のリフォームを行い、余ったお金が返還されますが、実際、事細かくチェックしないとなかなか返還されないという事案が度々あるように、原状回復工事においても同様のことが言えます。こうした交渉をしてくれる専門の業者にお願いするだけでかなりの保証金が返ってくるケースもあるため、専門知識をもった人に交渉依頼をお願いするのがコツとなります。